労災事故Q&A・解決事例

50代女性/勤務中の交通事故 退職後の休業補償を受けるため、労災保険の申請を行い、平均賃金の8割を取得した事例

事案の概要

取引先に自動車で移動中、後ろから加害車両から追突され負傷した事案です。被害者は、事故前から転職予定でした。事故により転職先から就職を留保されました。加害者加入の任意保険会社が、退職時までしか休業損害を支払いませんでした。

業務結果

加害者の任意保険会社が退職後の休業損害を支払わなかったので、労災保険の休業補償の申請を行いました。休業補償の申請書には、休業期間の証明が必要です。被害者は、会社を退職しているので、退職した会社から退職したので休業していることを証明できない旨の証明書を発行してもらい申請しました。労災保険から平均賃金の8割を取得しました。

3か月ほど通院を継続し症状固定となりました。任意保険会社に対して入通院慰謝料及び休業損害の4割など87万円の請求に対して、休業損害を含む73万円で示談しました。

当初、保険会社は、退職後の休業損害を認めませんでしたが、労災保険が認められたことから、態度が軟化し、休業損害についても支払われました。